PRODUCT製品一覧

取り扱い製品一覧

メッシュ型枠、アングルラス、アングルスタッド、耐火被覆金物など、幅広いラインナップを取り揃え、お客様のニーズに合わせた最適な製品をご提案いたします。
施工の効率化、品質の向上、そして建物の長寿命化に貢献できるよう、日々技術革新に取り組んでおります。

取り扱い製品

PRODUCT 01メッシュ型枠

メッシュ型枠
メッシュ型枠

フォームレスフォームメッシュ型枠

JIS規格(JIS G3302 SGCC Z08)の溶融亜鉛メッキ鋼板を使用して製造しています。
コンクリート打設後 メッシュパネルを解体しない残存型枠工法の材料です。材料が軽量なので、作業効率が上がり解体材が少ないので工期短縮にも貢献出来ます。

NET5型

鉄板厚さ0.45mm リブ間隔基本75mm リブ高さ8mm
サイズ巾15~100cm 長さ2m サイズの詳細はカタログを確認ください。一般的にリブを水平方向に配置し、木製型枠同様に縦バタ、横バタで固める工法です。
簡単に説明すると、メッシュのせき板に30cm間隔で縦バタを配置し、60cm以内の横バタで組み立てる工法です。
基本的にメッシュ型枠の職人が使用して施工する材料です。

SPN型

鉄板厚さ0.5mm リブ間隔100mm リブ高さ16mm
サイズ巾 60cmと1mの2種類 長さオーダー
長さは現場に合わせてのオーダー品なので、受注生産品です。
一般的にリブを垂直方向に配置し、縦バタなしで横バタを50cm以内で配置し組み立てる工法です。
(鉄板厚さとリブ高さの数値が大きいため、リブが縦バタの代わりになるので不要です。)
1枚のメッシュが比較的しっかりしているので、パネル感覚で建て込みが出来き、型枠大工の知識がある人ならば組立が出来る材料です。

カタログダウンロードフォームレスフォームメッシュ型枠
NET5型・SPN型
カタログダウンロードフォームレスフォームメッシュ型枠
SPN型
カタログダウンロードフォームレスフォームメッシュ型枠
セパ先付け工法

PRODUCT 02アングルラス

アングルラス

アングルラス

ラス網のみと防水紙付きのラスがありますので、施工条件や用途により選択出来ます。
JIS規格(JIS G3302 SGCC Z08)の溶融亜鉛メッキ鋼板を使用して製造しています。
鉄板厚さ0.3mm リブ間隔150mm サイズ巾90cm 長さ1850~2100mm 種類、サイズや張り方等はカタログを確認してください。
JIS A5505 メタルラスRC-800-05の規格品がありますので、官庁工事にも使われています。
木造の外壁モルタル下地には、外壁通気工法用の防水紙付きのアングルラスが好評で数多くの住宅で使われています。
もちろんニチラスのアングルラスは、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の住宅にも使用されています。

プラスターネット

プラスターネットはモルタル下地用ではないため、防水紙付きはありません。
ラス網単体ですが、網目が11.0mm×7.3mmと小さいのが特徴です。
JIS規格(JIS G3302 SGCC Z08)の溶融亜鉛メッキ鋼板を使用して製造しています。
主に耐火被覆工事の吹付下地用に使用されていますが、JIS A5505メタルラスRC-800-05の規格品でもあります。
アングルラスプラスターネットのカタログに詳細を記載していますので確認してください。

PRODUCT 03アングルスタッド

アングルスタッド

アングルスタッド

主に鉄骨の胴縁や軽量鉄骨(LGS)にアングルスタッドASを溶接やビス留めしてラスを取り付けるための下地をつくる材料です。
JIS規格(JIS G3302 SGCC Z08)の溶融亜鉛メッキ鋼板を使用して製造しています。
鉄板厚さは0.8mmと0.5mmがありますが、モルタル下地には0.8mm、耐火被覆下地には0.5mmを使用します。
製品の長さは過去に長い製品もありましたが、現在は輸送の都合上1.8mとなっております。
縦胴縁に縦に取り付けるAS824タイプと横胴縁に縦に取り付けるAS835タイプの2種類あります。AS535は金物と組み合わせて耐火被覆の下地に使用します。
アングルラスプラスターネットのカタログにアングルスタッドAS型として梱包数や施工する際の使用例の記載がありますので、確認してください。

PRODUCT 04耐火被覆金物

耐火被覆金物

耐火被覆金物

耐火被覆金物には、Z金物とフランジ金物無溶接用(FM)の2種類があります。どちらもJIS規格(JIS G3302 SGCC Z08)の溶融亜鉛メッキ鋼板を使用して製造しています。

Z金物

水平区画処理をする際に、スラブと外壁の隙間埋めに使用します。
鉄板厚さ1.2mm 巾38.6mm 隙間の大きさに応じて3種類の長さがあります。
耐火被覆材が下に落ちないように支える金物でスラブ面から深さ150mmあります。

フランジ金物無溶接用(FM)

FM金具は鉄骨梁と外壁の隙間塞ぎ(層間塞ぎ)や梁や柱を囲う時の耐火被覆の下地組立にアングルスタッドAS535と合わせて使用します。溶接をしないのが特徴です。
鉄骨の梁等のフランジ部分にFM金物をくわえさせ、そのFM金具にAS535を噛みこませて固定し、ラス網(アングルラスやプラスターネット)を固定する事で吹付下地が出来ます。
ロックウール工業会による認定工法ではありませんが、個別認定を取得されている耐火被覆メーカー様もありますので、工事監理者と打合せの上、使用してください。

FAQ

メッシュ型枠関連のQ&A

メッシュ型枠とはどんな型枠ですか?

溶融亜鉛メッキ鋼帯を材料にした型枠です。簡単に云うと鉄板を加工してアミにした型枠です。また、メッシュ型枠は木製型枠と違いコンクリート打込み後に解体せずにそのままなの残存型枠なので、基礎等土に埋まる部分の型枠です。
ただし、組立に使用する金物やバタ材は解体して再利用します。

ニチラスのメッシュ型枠にはどんな種類がありますか?

主に住宅の布基礎枠用のNBM15と18(高さが15.5cmと18cm)とコーナー用NBCの15• 18の他に、工事用のNET5型とSPN型があります。
NET5は通常の木製型枠と同じで縦バタと横バタで組立ます。
SPNはNET5と違い、縦バタなしで横バタのみで組立る型枠です。

メッシュ型枠のアミ目からコンクリートか流れ出しませんか?

コンクリート打設時に少しノロは流れ出しますが、砂利がアミ目に掛かりずっとコンクリートが流れ出る事はありません。
しかし、流れ出したノロをそのまま放置すると縦バタの足元でノロが硬化して解体時に支障をきたしますので、打設後は必ず足元の掃除が必要です。

コンクリート打設時にノロか流れ出ても問題ないてすか?

コンクリートの中には、硬化するのに必要な水が必要以上に含まれています。
それは、コンクリートをある程度柔らかくして打込み作業がしやすくするためです。
そのために余分な水とセメントが入っており、少しくらい流れ出しても問題あリません。逆にアミ目からノロが流れ出す事で締め固め作用が働きコンクリート強度が木製型枠より若干高くなる傾向があります。

メッシュ型枠は錆びると思いますが、錆びても問題ないですか?

溶融亜鉛メッキ鋼帯の中身は鉄なので、直ぐには錆びないですが、やがて錆びます。しかし、外部の錆がコンクリートの中に浸透して内部の鉄筋を錆びさせる様な事は無いと日本建築学会で発表されています。
また、コンクリートは弱アルカリ性なので内部の鉄筋は錆びませんが、年月や環境により少しづつ中性化して行き、内部鉄筋が錆びやすくなり寿命を向かえます。
これにも、締固め作用が働きコンクリート自体が密実になり、中性化を遅くする効果も同じく日本建築学会で発表されています。
木製型枠と比較すると単位重量が若干重いのは密実になっている証でしょう。

メッシュ型枠には木製型枠と比較してどんなメリットがありますか?

材料が軽量で解体材がすくないので、施工日数が少なくなり工期短縮が出来ます。
ある現場で比較したところ、約40%削減が出来たとの報告もあります。
コンクリート打設時にノロが流出する事で型枠に加わる側圧が約50%程度ですので、固め材も小さい物もしくは、少ない数量で組立ってが出来ます。
また、メッシュ型枠はアミなので積み重ねても木製型枠材よリ非常にコンパクトなので木製型枠と比較して約1/4程度の運搬車両で済んだとのデータもあります。

施工環境にもメリットがあります。
木製型枠と比較して釘を金づちで打つ作業が少なく、騒音も少ないので市街地などで近隣との距離が近い場合は特にメリットになります。
現場の少ないスペースに材料を置く場合も同じくメリット増大です。

自然環境にも木材資源を保護する観点からも優しいと云えます。

しいて云えば、メッシュ型枠は光を通すので、型枠内の鉄筋や不要なゴミも良く見えるので、施工管理にも役立つと思います。

時には、型枠の組立解体の出来ないスペースが空間的に確保できない場合など解体不要なメリットを生かせる場合の施工方法の相談もあります。

メッシュ型枠には木製型枠と比較してどんなデメリットがありますか?

メッシュ型枠は足を掛けると変形して元に戻らない特性があるので、ある程度の高さになると、打設用の足場が必要になります。この点木製型枠は天端に鋼管と足場板をしいて足場を作成出来るメリットがあります。

コンクリート中のノロが流れ出る事で足元が汚れますし、コンクリートが現場により違いますが、経験上約5%~7%程度多くの量必要です。

メッシュ型枠が解体後も外から見えますので、土木の現場のようにコンクリート打ち放し仕上げや、建築基礎でも打ち放し仕上げで見える場合は使用出来ません。

メッシュ材料が柔らかいので、木製型枠に比較すると出来高精度は低いですが、精度を高める工夫や手間を掛ける事により、ある程度精度を高める事は出来ます。

住宅関連のQ&A

ニチラスのアングルラスの種類は、どんなのがあるの?

アングルラスには、ラス単体と防水紙付きがあるが、網目の小さいプラスターネット(ラス単体で網目11.0×7.3)もある。
ちなみに、LASの網目は、16.2×12.4である。
ラス単体には、LAS、LASS、LASS-Rの他プラスターネットがある。
防水紙付きには、防水紙をステープルで付けてあるLAT-1とLAT-2がある。
防水紙を糊付けでラスに固定しているLAT-3タイプは主に通気工法で使用している。

防水紙付きラスを張る下地はどんなのがあるの?

下地がある場合は、野地板(巾10cm程度の板)やベニア板、構造用合板下地です。
下地が無い場合は、柱や柱の中間にある間柱(巾3cm程度)に固定します。
但し、柱や間柱の上に透湿防水シートがあり、その上からステープル等で固定です。
防水紙付きで無い場合(ラス単体の場合)は、防水性能のあるアスファルトフェルトを最初に張り、その上にラスを張るのが一般的です。

通気工法はどんな工法?何が違うの?

通気工法とは、防湿防水シートとラスの間に隙間をつくり、室内から出てきた湿気を外に逃がす事で内部結露が出にくくする工法です。
通気工法ではない工法は従来工法で隙間をつくらないので、結露が出やすいです。

耐火被覆関連のQ&A

耐火被覆て何ですか?

主に鉄骨構造で火災の際に建物の中にいる人が安全に逃げ切るために必要な性能を持たせるために行う工事です。
その一つに、鉄骨の柱や梁に(ロックウール+セメント+水を混ぜた物)を吹付ける工法があります。直接鉄骨に吹付ける場合もありますが、梁と壁の隙間にラス下地をして吹付ける場合もあります。そのラス下地にアングルスタッドやFM金具・Z金物・アングルラスが使用されています。(1、2, 3時間耐火があります。)

よく使用されている具体的な使用例はどの様なものですか?

無溶接工法は、鉄骨のH銅梁の下側(下フランジ)にその厚さにあったFM金具を噛ませて、そのFM金具にあらかじめ切断したAS535をスライドしてはめ込みます。
そのピッチは通常45cm以内に配置し、そのAS535のスタッドの爪でアングルラスを曲げて固定します。梁から壁までの隙間の寸法が大きい時や吹付け材の厚さが厚く重い場合は、ピッチを45cmでなくもっと小さくする場合もあります。

耐火被覆材の厚さが変わる場合があるのですか?

建物の用途や高さにより人が安全に逃げる時間が変わります。例えは高層のビルですと、低いビルに比べると逃げる時間がたくさん必要です。
そのために、1時間耐火とか2時間耐火とか法律に基づいた設計されます。
1時間耐火より2時間耐火の方が吹付け材の厚さが増して重くなります。

認定外の工法でも大丈夫ですか?

ニチラスの無溶接工法は、ラスの比重やスタッドの強度、FM金具の固定方法等ロックウール工業会の認定している溶接工法に準じたエ法と考えており、裏付けのデータや計算資料を現場監理者に提出し、OKを頂いた場合にこのエ法で施工を行います。OKが出ない場合は、施工しません。

詳しい内容のお問合せは各営業所まで